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Gretsch(グレッチ) DuoJet を超えた改造! (前編) Gretsch Electromatic 5238  [ギター]

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グレッチのデュオジェットの購入を検討されている方や、エレクトロマチックをお持ちの方には参考になると思います。

ボクのブログを読んで下さってる方が予想以上に多いので、皆様に役立つ記事を書きたいと思い、予告していた記事です。
(グレッチに興味のある方だけにしか役に立たないんですが…スミマセン。もの凄く長文になるので、興味のある方だけお読み下さい。)

長いので、前編と後編に分けます。

具体的に皆様の参考になるかなぁと思うのは(後編)に書く事になるのですが、とりあえず前編ではまず仕様をご紹介したいと思います。

コレ、エレクトロマティックの中古なんだけど、改良により、恐るべき低価格で定価30万円台のデュオジェットを超えました。

何故「デュオジェットを超えた」と云えるのか、それは後編に書きます。


このギター(Gretsch Electromatic 5238)の出どころは、どうもオークションらしい。

それを古物商を営む友人から安く買った中古品です。
(Gretsch Electromatic 5238 の基本的な仕様はグレッチのサイトで見て下さい。5238自体はつい最近廃番になったみたいですが、色違いの同じ仕様のものが現在も販売中です。)


このギターはデフォルトに対して、最終的に計9点のカスタマイズを行ってます。

ボクが手に入れる前までに行われていたカスタマイズは以下の5点です。

1・テールピースを「G-Cutout Tailpiece」から、ビグスビーの「B50 Vibrato Tailpiece」に変更。
(元々B50が付いている「5238T」ではないみたいです。そして、ビグスビーの取り付けがちょっと傾いてるけどそれは気にしない。)

2・チューナーを純正のモノから「Sperzel」のロックチューナーに変更。

3・ピックアップを標準仕様のミニハムバッカーから、グレッチ純正の「Filter’ Tron」に変更。また、その為にピックアップのザグリを加工。

4・フィルタートロンをインストール後、グレッチ純正のエスカッションを取り付け。
(取り付けの為に、これも少し加工されてます。)

5・エスカッションに合わせて、ピックガードを加工。

と、ここまで改造されている状態で、ボクはこのギターに対面しました。


ところが、弾いてみると音がおかしい。

サスティーンが全く無いし、やたらと低音に寄ってる。
ボクがピックアップの調整をしたくらいでは、全然良くならないレベルだという事もわかりました。

だから正直、その時点では「良くないギター」だったんですが、
「ピックアップの取り付けと配線次第で絶対に良くなる」
と予想し、思い切って友人にお金を払いました。

安かったです。

そしてボクは、以下の4点のカスタマイズを行いました。

6・ピックアップのザグリを加工し直し、Filter’ Tron ピックアップを再度取り付け、配線し直しました。
(その時に、ボールピース個別だけでなく、全体的な高さ調整も出来る様に付け直しました。)
性能面で重要なのはこの点です。
モチロンこれはプロにやってもらいました。
(そして、コレが絶妙な仕事だったんです。だからデュオジェットを超えたんです。)

7・ギターヘッドに「Electromatic」のロゴがあるのはヤッパリちょっと…。消すにはかなりのお金がかかるので、丁度「Electromatic」の文字が隠れるサイズの、このギターに似合うステッカーを自主制作し、貼り付けました。

8・ピックガードが「モロにエレクトロマチック」仕様。これも気に入らないので、ギターでは型破りなんですが、黒いフェルトをピックガードの形ピッタリに切り、上から貼り付けました。
(ピックガードにある「Gretsch」のロゴは見えなくなったけど、そんなの全然気にしない。ピックガードにフェルトを貼ったって音に影響は無いし。)

9・グレッチには必ず「有るべき」な、ピックガード右上の「マスターボリューム」が無いのは嫌。あえてグレッチのコントロールノブは使わず、全体の「金×黒」の配色に合わせて、マーシャルのコントロールノブを付けました。
モチロンポッドも付けてますけど、総じてグレッチ純正のノブより安上がり。


と、これだけの改良が行われたこの「Electromatic 5238」は、結果的に本家「DuoJet」を、「サウンド」と「チューニングの安定性」、それに加えて「弾きやすさ」という、重要なポイントでは超えました。

見た目に関しては、仮に全塗装からやり直したってデュオジェットにはならない。
何故なら、セットネックの仕込みの高低からして違うので、デュオジェットに化けるには、初めから作り直すのに近いくらい。

だから、「あれ?これ何?」というルックスを目指しました。


で、結局ボクがこのギターに費やした費用は、総額たったの「38,415円」。

本体価格、カスタマイズ料金の総額が、たったの「38,415円」ですよ。。。激安です。

貧乏なボクは、激安で良いモノを手に入れたので、今、コレが全所有物の中で一番のお気に入りです。


後編を書くのはまた数日後になりますが、「何故サウンドさえもDuoJetを超えたのか」も含めて総括したいと思います。

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